舌みがきの注意点👅⚠
2023.09.22
みなさん、こんにちは。
駒込の歯医者、ひまわりデンタルクリニック 歯科医師の方倉です。
前回、舌苔と舌磨きのお話をしました。
今日は舌磨きのときの注意点をお伝えします!
⚠強い力で磨かない⚠
舌の中央より少し奥から、優しい力で2〜5回ほど手前にブラシ動かすだけで十分キレイになります。
舌苔を取ろうとしてゴシゴシと強い力で磨くと、舌が傷ついてしまいます。
舌の表面には味を感じ取る「味蕾」が付着した「舌乳頭」という突起があります。
力を入れすぎると舌乳頭に炎症が起こり、口臭悪化の原因や味覚異常になるため優しく磨いて下さい
⚠舌ブラシを長期間交換しない⚠
「1ヶ月間使用した歯ブラシには、歯垢や食べかすなど100万個以上の細菌が付着している」という話があります。
舌の汚れを磨く舌ブラシも同じように、毎日使い続けているうちにヘッド部分に汚れや細菌がベッタリと付着します。
そのため、長期間同じものを使い続けるのは絶対にNG❗です。
舌ブラシの清潔を保つため歯ブラシと同様、月に1度は必ず新しいものに交換して下さい。
⚠毛先の硬い歯ブラシを使って磨く⚠
一般的な歯ブラシはあくまでも歯の汚れや食べかすを取り除くもので、毛先も硬く作られているため、そのまま舌に使用すると炎症の原因になることがあります。
そのため、舌磨きには専用の「舌ブラシ」をお使い下さい。
主に次の3タイプがあります。
○ブラシタイプ
柔らかい毛が植えられていて舌苔を隅々まで除去できますが、力加減などによっては歯ブラシと同様舌を傷つけてしまう恐れがあります。
○ヘラタイプ
ヘラの突起で汚れを除去します。
プラスチック製やゴム製のものが多く、舌の表面を傷つけにくいですが、舌苔の除去率はブラシタイプには劣ります。
○U字タイプ
舌の形にフィットするU字にカーブしています。
収納や持ち運びには不便かもしれませんが、舌の広範囲を清掃できます。
よりスッキリする仕上がりを求める場合は、歯磨き粉ではなく「舌専用のクリーニングジェル」を使用してください。
どのブラシのタイプにもメリット・デメリットはありますが、自身にあったものを正しい方法で使用できれば、清潔なお口を保つことができます!
舌磨きの仕方と合わせて参考にしていただければと思います👅✨
