キシリトール ②
2022.12.17
皆様こんにちは。
駒込の歯医者 ひまわりデンタルクリニックの高橋です。
前回はキシリトールが、虫歯になりにくくカロリーも低い!ただ、お腹がゆるくなる人がいるから様子見ながら摂取してね!
というところまでご紹介致しました。
今回は、キシリトールが何故虫歯になりにくい、と言われているのかご紹介いたします。
まず、虫歯菌と言われているミュータンス菌(Streptococcus mutans)は糖分取り込み分解して増殖や歯を溶かす酸を作り歯を溶かし穴を開けて虫歯になっていく一連の流れになります。
が…
キシリトールをミュータンス菌が取り込んだ場合ミュータンス菌が酸を作れないだけでなく、ミュータンス菌自体のエネルギーを消耗させ増殖できなくなります。
その為、虫歯になりにくい口腔内環境を作ることができます‼︎
キシリトールは美味しいだけでなく、凄い力もあるのです!
キシリトール製品はキシリトールが出来るだけ高濃度(50%以上)で、砂糖など発酵性の甘味料が含まれていない物が必要です。
シュガーレスや糖類0gである事を確認してください。
まだまだ寒い日が続きます。
時間がないとしても、夜だけでも頑張って磨いて下さい。
歯の治療は早期発見もとても重要です。
なくなってからよりも今の歯を大切に。
参考文献
e-ヘルスネット.”キシリトール“.厚生労働省.https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-037.html,(参照2022.11.29)
日本歯科大学 生命歯学部 高齢者歯科学 教授 羽村 章.”キシリトールについて“.テーマパーク8020. https://www.jda.or.jp/park/prevent/xylitol.html,(参照2022.12.1)